シェアハウスに住む若者

一人暮らしを始める時、シェアハウスかワンルームマンションかどちらがいいのでしょうか?
ワンルームでは、風呂もトイレも自分の好きな時間に勝手に入れますが、シェアハウスの場合には住人が共同で使うので多少の気兼ねは必要です。

ルールを守る

また、大雑把な人なら気にならない事も神経質な人は許せない場合もあります。
玄関、キッチン、浴室、トイレは数人で共用するので汚れやすいし、また、当番制で掃除をしなければならないこともあります。

ではできるだけ大雑把な方がいいのかというとそうでもありません。
ルールやマナーをきちんと守る良識が必要です。

その点ワンルームなら、自分の好きな時間に食事も入浴も自由です。
大雑把な人も神経質な人も自分が好きなように掃除をすればいいのです。
こんなことをいうと、シェアハウスなんて面倒なものだと思ってしまいます。
ではなぜ、シェアハウスがこんなにも普及しているのでしょうか?

シェアハウスの魅力

例えば、大家族の実家住まいから遠く離れた土地で一人暮らしをする時、ホームシックになる人は少なくありません。
夜、家に返れば誰かしら家にいて明かりが灯っているのと、真っ暗な中自分で明かりをつけるのとでは気分は全く違います。

休日、一人で部屋にいれば、キッチンから誰かが自炊している音が聞こえてくるのがシェアハウスです。
何人かで一つ屋根の下で暮らして入れば、何らかの人間関係ができ、その中から気が合う人も出てきます。
ワンルームとシェアハウスの違いはこれだけではありません。

初期費用の差

費用に大きな違いがあるのです。
毎月払う費用として家賃はワンルームとシェアハウスではシェアハウスの方が若干安いかもしれませんが物件によって違います。
場合によっては築年数の古いワンルームの方が安いこともあります。

共益費はワンルームよりシェアハウスの方が高くつきますが、これには光熱費が含まれています。
ワンルームの場合には光熱費は個別に払うので、夏や冬などエアコンを使うシーズンには高くなります。
シェアハウスでは常に一定なのであまり神経質に節約しなくてもいいので気が楽です。

最初に払う費用としては、保証金はワンルームの方が高い傾向があります。
ワンルームの場合には物件によっては礼金が必要なので、シェアハウスの方が安くつくことが多いのです。

シェアハウスとワンルームの初期費用の決定的な差は、家電品や家具の準備費用です。
もともとシェアハウスは海外からの短期滞在者向けに作られているので、ベッドやチェスト、カーテンなどの基本的なインテリア用品やポット、テレビなどの家電品が備品として部屋についています。
共用のキッチンやトイレ、浴室に関しても基本的な日用品は用意されています。

実家から離れた地域で一人暮らしをする時には、この生活用品の購入に相当額のお金が必要です。
シェアハウスなら、将来、再び引っ越しの必要が出たとしても移動するのは身の回り品だけで済むのでとても身軽です。
学生の場合には、実家から学校のある都市へ引っ越し、今度は就職に伴って引っ越しの必要が出てきます。
手軽に一人暮らしをエンジョイしたいならシェアハウスがおすすめです。

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